やまと草紙 yamato-soshi

津軽の冬四十八景

  1. HOME
  2. 津軽紀行 冬
  3. 津軽の冬四十八景
2019年2月4日 / 最終更新日 : 2019年10月11日 koji-kame 津軽の冬四十八景

津軽野 雪解けのころ

暖かい地方から春の便りが聞かれる頃、津軽平野のあちこちの 野山から、小川から靄が立ち上る。春が近くまで来ていること を教えてくれているのだ。           &nbs […]

2019年2月3日 / 最終更新日 : 2019年10月11日 koji-kame 津軽の冬四十八景

津軽野 春を待つ

牛の飼料か家畜の小屋に敷く藁か、それとも堆肥を作るための 材料を運んでいるのだろうか。当時でもあまり見ることがなか った馬橇である。すでに雪解けは始まっており、道路や田畑の 雪はシャーベット状になっていた。   […]

2019年2月2日 / 最終更新日 : 2019年10月11日 koji-kame 津軽の冬四十八景

津軽野 お出かけ母娘

雪原のかなたから黒い影が二つ、その影は徐々に大きくなり わたしに近づいてきた。       絶え間なく降りかかるボタン雪越しに、農家の母娘と思しき ご婦人の姿がみとめられた。   […]

2019年2月1日 / 最終更新日 : 2019年10月11日 koji-kame 津軽の冬四十八景

津軽野 風雪に耐える家々

写真撮影の目的 津軽平野での写真撮影の目的は、津軽地方に住む人々の生活が見たい、 働いている姿を写真に撮りたいということであった。いまネガを見直 してみると、随分と景色や家を撮影していたことが分る。人間にしか 興味がなか […]

2019年1月31日 / 最終更新日 : 2019年10月11日 koji-kame 津軽の冬四十八景

津軽野 吹雪く小泊道

かつては数多くの牛馬が木材や米を乗せて十三湊や小泊へ運び、 にぎやかな通りであった小泊道。数百年の時を経て、撮影当時 はその見る影もない。ただ風だけが街道を通り抜けていく光景 は、凄まじいまでの寂寥感であった。 &nbs […]

2019年1月30日 / 最終更新日 : 2019年10月11日 koji-kame 津軽の冬四十八景

津軽野 茅葺屋根に雪積る日

しんしんと雪の降る中を歩く。肌を刺すような風はなかった。 農家の庭先や母屋の軒下に洗濯物が干されている。洗濯物が乾 くまでに幾日かかるだろうか。脱水機どころか全自動洗濯機の なかった時代には、木製のタライで固形石鹸を用い […]

2019年1月29日 / 最終更新日 : 2019年1月29日 koji-kame 津軽の冬四十八景

津軽の おが(母)

  津軽地方の乗換駅(奥羽本線川部駅)ホームでの朝の光景である。 寒さにも負けず、朝早くから、家族のために家で取れた野菜や鶏 卵、餅などを弘前や青森市内へ行き売り歩くのであろう。体より も大きな荷物を背負い汽車 […]

2019年1月24日 / 最終更新日 : 2019年1月24日 koji-kame 津軽の冬四十八景

地吹雪の中をゆく津軽の人々

    津軽平野の北に位置する中泊町の目抜き通りであろうか。 吹雪き始めた通りを歩きながら道行く人を見つめる。 強い風に煽られる角巻を抱え走り去るご婦人がいる。悠然 と大通りを歩く、白いタオルを頭から […]

2019年1月23日 / 最終更新日 : 2019年10月11日 koji-kame 津軽の冬四十八景

津軽の冬 - 津軽の婆さま

    わたしがまだ若かった頃、何を思ったのか陸奥を二年ほど行脚 していた時期がある。北面の武士だった方を気取ったわけでは ない。文武両道どころか詩の才能は無い、音楽の才能もない、 あるのは初月給で購 […]

2019年1月22日 / 最終更新日 : 2019年10月10日 koji-kame 津軽の冬四十八景

津軽の冬 - 歌枕見て参れ・実方かたみの薄

      陸奥の国にまかりたるけるに、野の中に常よりもとお ぼしき塚の見えけるを、人に問ひかければ、中将の御墓 と申は是が事なりと申ければ、中将とは誰がことぞと、 又問ひければ、実方の御事 […]

投稿ナビゲーション

  • ページ 1
  • ページ 2
  • ページ 3
  • »

最近の投稿

『カサノヴァ回想録』 説教家への道と恋の道

2021年1月8日

カサノヴァ、少年期の下宿生活と天然痘の物語

2020年12月22日

『カサノヴァ回想録』に見る欧州の風習と疫病(感染症)

2020年12月9日

令和二年 過ぎる秋を京都御苑に観る

2020年12月4日

飛行機雲の見えた朝

2020年11月24日

本阿弥光悦 鷹峯芸術村(光悦寺)と琳派ゆかりの地を訪ねる

2020年11月20日

秋の花 ― 菊と秋薔薇と酒の日々と

2020年11月7日

遥かなる尾瀬 ― 池塘と森と

2020年11月4日

奥上高地―徳沢・横尾 梓川沿いの紅葉を楽しむ

2020年10月30日

奥上高地 ― 涸沢・槍沢で紅葉を楽しむ

2020年10月29日

カテゴリー

  • 「おくのほそ道」をたどる
  • カサノヴァ回想録に見る欧州の風習及び疫病対策
  • コラム
  • ブログ開設の挨拶
  • 上高地を楽しむ
  • 下北半島を歩く
  • 京・近江の古寺を訪ねて
  • 京都の寺社、民家などをめぐり匠の技と建築意匠を観る
  • 京都北山に雪月花を楽しむ
  • 京都御所
  • 京都御苑
  • 京都漫歩
  • 仙洞御所
  • 北アルプス
  • 北八ヶ岳の森を歩く
  • 大台ケ原山
  • 尾瀬ヶ原
  • 徒然草絵巻
  • 散歩
  • 文学に現れた疫病
  • 旅行記
  • 昭和の記憶
  • 本阿弥光悦 鷹峯「芸術村」を訪ねる
  • 枕草子絵巻
  • 津軽紀行 冬
    • 津軽の冬四十八景
  • 津軽紀行 夏
  • 津軽紀行 春
  • 津軽紀行 秋ー冬
  • 源氏物語絵巻
  • 祇園祭今昔
  • 私のやまと古寺巡礼
  • 美術館
  • 芭蕉庵つれづれ
  • 花
  • 花の百名山 櫛形山を歩く
  • 随筆

アーカイブ

  • 2021年1月
  • 2020年12月
  • 2020年11月
  • 2020年10月
  • 2020年9月
  • 2020年8月
  • 2020年7月
  • 2020年6月
  • 2020年5月
  • 2020年4月
  • 2020年3月
  • 2020年2月
  • 2020年1月
  • 2019年12月
  • 2019年11月
  • 2019年10月
  • 2019年9月
  • 2019年8月
  • 2019年7月
  • 2019年6月
  • 2019年5月
  • 2019年4月
  • 2019年3月
  • 2019年2月
  • 2019年1月
  • 2018年12月
  • 2018年11月
  • 2018年10月
  • 2018年9月
  • 2018年8月
  • 2018年7月
  • 2018年6月
  • 2018年5月
  • 2018年4月
  • 2018年3月
  • 2018年2月

プロフィール

関西在住の写真愛好家です。旅行好きが高じて、各地の風景・記録写真が相当の分量溜まりました。多くの方に見て頂きたいものです。

Copyright © やまと草紙 yamato-soshi All Rights Reserved.

Powered by WordPress with Lightning Theme & VK All in One Expansion Unit by Vektor,Inc. technology.

error: Content is protected !!