奥上高地―徳沢・横尾 梓川沿いの紅葉を楽しむ

上高地の紅葉は黄色を楽しむ

上高地の紅葉は黄色い色が主流で赤い色は少ない。小学生の子どもが
上高地の紅葉を絵に描くと黄色に染まるという。横尾近辺の山々から
河童橋、大正池のあたりまで落葉松(カラマツ)をよく見かける。晩
秋のころ、梓川沿いの落葉松は散り際が美しい。さながら金色のダイ
ヤモンドダーストを見るようである。

屏風岩・横尾尾根越しに北穂高岳を望む
梓川越しに前穂高岳を望む
落葉松が逆光で金色に輝く
横尾付近の梓川
樹間の落葉松
梓川の支流で
落葉松の針葉

落葉松の葉の散るシーンを撮影したが、肉眼で見るようには写って
なかった。キラキラと金色に輝きながら散る針葉はとても美しい。

晩秋のころ、梓川の水量は少ない

河川敷にはケショウヤナギがランダムに生えている。遠くに見える
雪を冠った高い山は常念岳。

ダケカンバ(横尾谷の登山道で)
ケヤキだろうか?
ダケカンバとナナカマド
モミジの仲間?
徳沢付近の沼

横尾から河童橋までの間には、氾濫原の水溜りか、あるいはかつての梓川
の蛇行の痕跡かは分からないが、多くの沼を見ることができる。そこには
水鳥が羽を休めている姿がある。

カツラの木
徳沢付近の散策路では カツラの木が多く見られる。
カツラの葉はハート形をしているのですぐ分かる
トチノキ

トチノキの黄葉は逆光で見ると これまた美しい。実は食用になる。
マロニエ(西洋トチノキ)は街路樹として植栽され、実は日本の
トチの実とまったく形が同じである(食べられるかどうか分から
ない)。

氷の華

晩秋のころ、徳沢あたりでは霜が降りると枯れた下草や木々の葉
が凍りつく。その姿をポジフィルムで撮影すると色温度が高いせ
いか寒々とした色合いに仕上がり面白い。ヘタにフイィルタで調
整すると途端に詰まらない絵になる。

陽が射すとキラキラと輝くが その時間はとても短い
徳沢キャンプ場
マユミの木
朝日を浴び たちまち霜は溶けてしまう

徳沢は上高地では好きな場所の一つである。特に晩秋の頃がいい。
宿は二軒あるし交互に泊まる。どちらかと言えば徳沢園の方が山
小屋の雰囲気がある。どちらも部屋は清潔だし料理も美味しい。
川沿いなので風呂もある。徳沢の奥、横尾山荘にも素敵な風呂が
あった(昔の話なので今では もっと良くなっているだろう)。

徳沢では早起きをして霜の付いた木々や下草の撮影にいそしむ。
昼は午後三時から三時半の光線の具合がいいので、わたしは そ
の時間帯をゴールデンアワーと呼んでいる。

徳沢付近より望む前穂高岳

撮影年:1980年代