Nikon D700で撮る 南禅寺 琵琶湖疎水付近のレトロな通り

たまには外へ出ようよ

近ごろ、GO-TOなんたら とかでやたら世間が騒がしい。
それだけならいいが、わたしの生活圏にまで影響が出始
めたことはチト迷惑(飲食・観光業界には光明か)である。

昨日のこと、たまには昼食を外でと思い半年ぶりに出かけ
てたら、歩道にまで順番待ちの行列が出来ていた。店の中
を覗いて見たら、「食事券」を手にした人の多い事。それ
にタバコの煙か、厨房の煙だかが室内に充満して向うが見
通せないほでであった。

換気を良くし、バリアーを設けよう、ソーシャルディスタ
ンスを取ろうって、どこの国の話? どこの店を覗いても
似たようなものであった。

世界(世間)は動き出した。ここ京都では、新型コロナが
流行り出したと思ったら、次々に飲食店の「閉店」の張り
紙が目立ちだした。そうこうするうちに次に来たのが、こ
んな時期にパン屋さんやCafeなどの出店ラッシュ。それに
ホテル、分譲マンションの工事の多い事といったらない。
バブル期を越えている。新型コロナに怯えているわたしに
は、いまが商機どころか狂気の沙汰としか思えない。これ
は もはや新型コロナではなく、新型バブルと置き換えても
いいくらいである。この先 いったいどうなるやら。

そんなことを心配してもどうにもならない。終日暗い顔を
してパソコンに向い、数十年前に撮影したネガやフォトシ
ョップと格闘していると、「外へ行こうよ」と内心の声が
聞えた。

で、陽気の良いのに誘われて、たまには気分転換に南禅寺、
琵琶湖疎水あたりを散策してみようと思い立ったのは一週
間前のことだった。

比叡山上空の浮雲
京都御苑(奥に見えるのは大文字山)

上の写真のみ昨日 Nikon D5500で撮影(jpeg)。

平安神宮応天門

平安神宮内には、時計回りに南神苑、西神苑、 中神苑、東神苑と
四か所の池泉がある。それぞれ季節の花(桜・花菖蒲・かきつば
た・睡蓮)が楽しめる。
池泉を回遊し最後に一番大きな東神苑に掛かる泰平閣(橋殿)を
渡ることになる。この橋が神苑のハイライトで とても絵になる。
橋の中央には観月台があり休憩できる長椅子が設えてあるので自
撮り・他撮りに格好の場所である。
さて 次は東の南禅寺の方角に向おう。

岡崎らしい閑静な住宅街
Cafe

こんな場所にCafeがあったとは? 今度入ってみよう。

白河院・法勝寺跡

 現在は共済組合の宿泊施設になっている。かつては八角九重の塔
がこの辺りに建っていたという、とても由緒のある寺院のようだ。

趣のある門構えである
このガレージも わたし好み
一般公開されていない施設

南禅寺周辺は明治政府が工場用地として開発したようだが、どういう
わけか高級別荘地のようになってしまった。戦後には米軍に接収され
た邸宅もあり、素木にペンキを塗られ「綺麗」にされてしまった、と
いう話も聞く。
広大な庭園には大きな池や滝があり、そこには琵琶湖疎水から水が引
かれているという。ぜひ一般公開してほしいものである。

「洛翠」の敷地にある 伏見城から移築した門
不明門(あけずのもん)
nice guy

お洒落な姿のオジサマを見かけた。僕と同年代かな?

午後も遅い時間なら、紅葉の名所である南禅寺であっても人出は
少ないだろう、との読みで参拝に入ってみた。
まだ紅葉には早かったけれど、想像していたよりもモミジの葉は
色づいていた 。

南禅寺参道

久しぶりに歩く参道は以前とは大分様子が違っていた。車道はきれい
に歩道と区画され、住宅や料理店、Cafeなどの意匠がモダンになって
いて、昔の雑然とした通りの面影はない。

湯豆腐の名店
Cafe(ブルーボトル?)
綾戸大明神

もとは南禅寺境内にあったようなので、寺の守り神なのかもしれない。

隧道「ねじりまんぽ」へ抜ける道

南へ少し歩くと蹴上インクラインに出る。

南禅寺三門

植栽が大分にぎやかになっていて、三門の全景が入らない。

南禅寺三門

遠くに見える庭は天授庵の庭のようだ。

天授庵

今ごろは もっと紅葉が進んでいるはず。

天授庵入口

数年前だったか「そうだ京都へいこう」で大分混雑した。

南禅寺法堂(24mm:F8)

Nikon D700(フルサイズ)にDX(APS-C)レンズ24mm相当で
撮影したので四隅が少しケラレ(周辺減光?)ている。今回は お
散歩用レンズとしてAF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II
を使用している(理由は最後まで読んで頂ければわかります)。

南禅寺法堂(30mm:F8)
南禅寺本坊大玄関
水路閣

水路閣とは?

とても有名になってしまった水路閣。自撮りをする方が多かったので、
うまいこと写真が撮れない。
水路閣(琵琶湖疎水)は明治の青年政治家や経済人たちが築いた京都
市民の飲料水、工業用水、発電用の水を琵琶湖から運ぶ水道橋である。
南禅寺を分断するように境内を通っている。さすがに、今では泣く子
も黙る京都仏教界でさえ、廃仏毀釈の嵐が吹き荒れている最中に反対
はできなかったのだろう。
皮肉なもので、水路閣を目当てに南禅寺を訪れる観光客も多い。

踵を返し琵琶湖疎水へ向う
蹴上インクライン (ねじりまんぽ はもう少し上)

琵琶湖疎水と蹴上インクライン

 明治の頃、この軌道の上を台車に乗せた舟が行き来した。
どこからって?
琵琶湖からトンネルを穿ち 疎水(運河)を利用して山を越え京都・
大阪まで米などを運搬したというから、それを考えた人はエライ。

船溜まり

舟を乗せた台車は、インクラインからこの船だまりに入ったのだろう。
遠くに見える山は比叡山、ひときわ高い木立の左側には金戒光明寺の
三重塔が見える。塔の下からは、天候が良ければ「あべのハルカス」が
見えることが分った。
噴水の向う側の施設は京都市動物園。小さな遊園地も併設されているの
で子供に人気がある。

琵琶湖疎水記念館

琵琶湖疎水開発の歴史が学べる。日本初の市電は琵琶湖疎水の水で
発電してできたのである。その時の京都市民の喜びは盆と正月が一
緒に来たような騒ぎだったという。
ちなみにこの付近には、蹴上発電所と少し下流の鴨川の手前には夷
川発電所がある。

琵琶湖疎水

彼方には京都美術館と国立近代美術館が見える。

京都美術館(京都市京セラ美術館)

 新型コロナの関係で長らく開館できなかったが、現在は予約制
(定員に達していなければ予約なしで入場できる)で 鑑賞でき
るようになった。

美術館東側(右手に日本庭園がある)
京都会館(ロームシアター京都)

一階には書店やCafeが入っていて、結構流行っているようだ。
奥には大ホールがある。

みやこめっせ
二条橋から望む琵琶湖疎水
高級旅館のようだ

久しぶりに好きな通りを歩いて見たら、様子が違っていた。

鴨川越しに望む 京都ホテルオークラ

今更ながら Nikon D700 を掟破りで使って見た?

近ごろ年齢のせいか、カメラのシャッターを切る際に手の震え(医師
から手根管症候群と言われた)や指先の痺れに悩まされる。 骨董品ク
ラスのフルサイズカメラ(Nikon D700)と40年前のAiレンズでは手ブ
レ補正の機能はないし、シャッタースピード1/60秒でも手ブレを起こし
ているときがある。   その上、手ブレを起こさないよう、カメラをしっ
かり構えると、さすがにカメラとレンズで1.5kgを越えているので首
に負担がかかるし、撮影の翌日には首は凝っているし、右手の握力が落
ちている。

何かいい方法はないものだろうか、と考えた。   FX(フルサイズ)レン
ズを購入すればよいのだけれど、そんなお金はない。もとより、最近一
眼レフを蹴落としかけているミラーレスなど手が届くわけもない。


で、ひらめいた!  

手部ブレ補正のできるDX(APS-C用)レンズを使ったらどうであろう
かと^^;
どういうわけか、1本(AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II)
机の引き出しに入っていたことを思い出した。そしてそれを使って試写
をしてみた。
で、色いろやってみて、Nikon D700にDX(APS-C用)レンズを装着す
るのはありだろうか? 意外にも、これはありだ! ブログ用途なら十二
分にいける、そう思った! ただし試写したレンズに限る(製造年によ
り4種類あるので注意! Ai50mm F1.4よりいいかも)。

これで手ブレから解放される(初めからAPS-Cを使えばよいのだけれど、
ハーフで画素数の多い機種がイヤになってきたのだ)。
オートフォーカスだし、レンズ自体は軽いし、これで楽できるワ。

今回撮影した写真はRAWで記録、NikonのCapture NX-Dで現像・jpeg
変換したもの。28~55mmの焦点距離内で、絞り込んで使用するならフ
ルサイズカメラでもケラレ(24mmでは若干四隅がケラレるけど気にす
るほどではない)もせずに十分使用に耐える、ということが分った。た
だし被写体によっては、画像の歪みが気になるかも(気になるなら単焦
点を使うしかない)。

これに味をしめて、Nikon D750でも同じレンズを使ってみたが、 これ
は思ったほどではなかったので、相性があるようだ。
参考までにAi AF Zoom Nikkor 28-105mm F3.5-4.5D(IF) をD700で使
用してみたが、これも相性がいいようで、期待以上の写りだった。ただ
しこのレンズは中古で数千円で買えるけど手ブレ補正が無い!

今回使用した機材は
Nikon D700    AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR II