昭和に観る津軽の家 - モダン建築編

時代はトタン葺の屋根、外壁は横板で風雪から家を守る

茅葺屋根の家が明治あるいは大正時代以前に建てられた家とするなら、
トタン屋根かスレート葺の屋根をもつ家は、昭和以降に建てられたもの
だろうか。それを仮に「モダン建築」と名付けよう。
昔は「茅場」といって屋根材になるカヤを山や田畑の一画に作っていた
ものだ。時代は移り、今ではカヤは貴重品になり(屋根葺職人も少なく
なり)、一軒の茅屋根を葺くのに一千万円の費用がかかるとも聞く。伊
勢神宮ではないが、仮に二十年ごとに葺き替えるのでは多額の費用がか
かり大変である。それに囲炉裏のない生活では茅葺屋根は維持できな
い。保温性の高い断熱材ができた昨今、風雪にも耐久性がある新建材に
変ることは必然なのかもしれない。

地震と積雪量の多い東北地方であるせいか、北陸地方(金沢以南)のよ
うに瀟洒な瓦葺の家はあまり見られなかった。 北陸地方の日本海側で
は、外壁は潮風を防ぐため竪板で覆われていたが、津軽地方では横板で
覆われていた。
撮影年:1970年代

時代は囲炉裏から薪ストーブに移り変わっていた。
現代では灯油ストーブか、エアコンだろう
小泊道
小泊道で
写真を撮らせて、とお願いしたらポーズをとってくれた
脇元集落
津軽半島最北端の竜飛崎
「隠れ里」下前
下前の集落。バルコニーにスルメイカが干してあった