津軽で出会った子どもたち-北風なんか吹き飛ばせ!

金木町里山 冬の雪遊び

雪国の子どもたちの冬の遊びはスキーか橇滑りにつきる。
わたしが子どもの頃、不思議なことに日曜日になると決まって雪が積もっていることが
多かった。そんな日には朝から近所の友を誘い、近くの山へ行き橇滑りをしたものだ。
橇は子どもの手作りでアカシアの木を用いて造った覚えがある。
お腹が空けば山の麓にある畑の雪を堀り、取り残しのサツマイモを探し出し生のまま
囓った。エグミもあったが空腹のお腹には一際サツマイモの甘さが感じられ美味しく食
べたものだ。
だけれども橇滑りを終え、家に帰るまでの足の冷たさには泣きたいほどであった。長靴
の中には雪が入ったので、いくら雪を長靴から出しても靴下はびしょ濡れになっていた
のだ。

そこのけ そこのけ!
転倒しちゃった・・・
山かげから ひょいと!
日本海を渡ってくる北風も子どもには関係ない!
金木町嘉瀬の里山から西の方角を望む

里山から津軽平野を眺めたくなり二三度山へ登ったことがある。夏は静かな山だが、
雪の降る季節になると子どもたちの橇滑りをする歓声が山間に響いていた。写真奥
に見える集落は金木町近辺の集落だろう。
太宰治の祖先は明治期に金融業で財を成し、このあたりの一帯の大地主でもあった。
太宰の生家は一時旅館になっていたが、現在は記念館(「斜陽館」)として一般公
開されている。

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