津軽 地吹雪の吹きすさぶ道-脇元集落

地吹雪 吹き上げる小泊道をゆく

冬の津軽平野を歩いて、いまだかつてこの地ほど荒ぶる地吹雪を
経験したことはなかった。見ての通り積雪は見当たらない。何故な
ら積もるわけがないのである。その理由は、日本海を吹き渡る風が
権現岬の半島に沿いながらこの集落を襲い、雪を吹き飛ばすからで
ある。
津軽に住む人々は、いや もう少し広い視点で見た場合に、地震の国
、火山の国に 日本人は何故この土地に住むことを選んだのであろう
か。

荒れる日本海を垣間見る

荒涼とした風景である。集落のすぐ西には日本海があり、風雪が厳しい。
砂利道に雪が降っても、すぐに強風で吹き飛ばされてしまう。

いまだかつて、人が住むところで、この地ほど寒々とした光景は見たこ
とがない。竜飛や下北半島でも見たことはなかった。撮影は1970年代初
めの頃。同じ時期に江波杏子主演の『津軽じょんがら節』の映画のロケ地
になっていたかと思う。10年ほど前にTSUTAYAでその映画のdvdを見つ
け、鑑賞はしたものの感動はなかった。昭和30年代の劇画調の漫画という
印象であった。江波杏子演じる飲み屋の美しい女将(着物姿!)は “場”
にそぐわなかった。小泊や中里ならいざしらず、この辺りに飲み屋など一
軒も無かった。店舗らしきものなど皆目無かったのだから。

集落のすぐ西には 荒れる日本海
五十年の時を経て 防風・防砂林は大きく育っただろうか

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