かあさんの歌の思い出

かあさんは 夜なべをして 手袋をあんでくれた…… ご年配の方は、夕方
になるとTVからは毎日のように、「かあさんの歌」が流れていたことを
覚えているかと思う。この歌を聴くと、つい田舎の母のことを思い出す。
作詞作曲者は窪田 聡氏である。窪田氏は「シンガーソングライター」
の草分けと言われている。

 

 

かあさんは 夜なべをして 手袋あんでくれた
木枯らし吹いちゃ 冷たかろうて せっせとあんだだよ
ふるさとの 便りはとどく いろりのにおいがした

かあさんは 麻糸つむぐ 一日つむぐ
おとうは土間で わら打ち仕事 お前も がんばれよ
ふるさとの冬は さみしい せめてラジオ 聞かせたい

かあさんの あかぎれ痛い 生みそを すりこむ
根雪もとけりゃ もうすぐ春だで 畑が待ってるよ
小川のせせらぎが 聞こえる なつかしさが しみとおる
なつかしさが しみとおる

作詞:窪田聡

 

 

 

窪田 聡氏のこと
わたしは二十代初めの頃、窪田氏と同じ音楽団体に所属していた。
「彼が “かあさんの歌” をつくった窪田さんだよ」と、友人から教えて
もらったときは感激したものだ。わたしにとっては伝説の人物が目の前
にいたのだから。想像していたよりはずっと若い(と言っても一回り以
上年長か?)ので二度感激したものだ。当時の窪田氏の役職は事務局次
長だったかと思う。
総会や歌声の発表会などで、わたしは窪田氏の声を聞いた記憶がない。
もちろん会話をしたことも無かった。いつも窪田氏の物静かな姿を遠く
から見ていただけである。羨望と尊敬の念をもって…

窪田氏が水道橋駅付近を歩いている姿をニ三度見かけたことがあるが、
長髪で巻毛だったような覚えがある。いつも隣にはご婦人が寄り添って
いた。どういうわけか、窪田氏の出身は、歌のイメージから東北それも
秋田辺りだろうと思っていた。今もって そのことが不思議である。
風の便りでは、牛窓辺りで合唱の指導を続けているとか。ご健在である
ことを祈るばかりである。

※以前投稿したものを再編集しています。

 

 

 

 

    かあさんの歌の思い出” に対して 2 件のコメントがあります

    1. koji-kame より:

      そうですね、もの悲しい気分になりますね。
      作詞作曲者である窪田さんは、農民の心が分っていたのでしょうね。東京都の出身だったというのはチョット驚きましたけど。

    2. ken より:

      良い歌ですよね。
      好きな歌ですが、この歌を聴くといつもちょっと物悲しい気分になります。

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