雪解けのころ

 

 

暖かい地方から春の便りが聞かれる頃、津軽平野のあちこちの
野山から、小川から靄が立ち上る。春が近くまで来ていること
を教えてくれているのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茅葺屋根を覆っていた雪が消え、田んぼを覆っていた雪も消えて
黒い土が見え始めた。もうすぐフキノトウも小さな顔を出すだろ
う。

 

 

 

 

 

 

 

小川の水かさも増えてきたことが分る。

 

 

 

雪解けの始まった津軽野を津軽鉄道が走る。

 

 

 

津軽平野の雪解け水は、岩木川の流れとなって十三湖に流れ込み、
その水はやがて日本海にそそぐ。
右手の湖が十三湖、左側の松林の奥にかすかに見えるのが日本海
である。縄文時代にはこの辺りに一大集落があり、また中世には
十三湊があり、とても栄えていた土地という。