津軽の冬 - 隠れ里・下前

 

 

隠れ里
「二十ばかりの家が崖や谷間に重なるようにたてられている。
ここの生業は夏蚕を飼うための桑をとってあるいたり、粟畑
つくりや柴とりに精をだしたり、また磯辺にでて魚釣りの仕
事は、だれでも子供のときから見習ってしているという。」
…『菅江真澄遊覧記』
当時の私は、菅江真澄が小泊からの帰途、下前に寄っていた
とは知らなかった。岬に行こうとして、海岸線をどこまでも
歩いていたら行き止まりの集落が下前であった。その集落が
江戸時代には「隠れ里」だったとは。そう言えば独特の雰囲
気のある集落だった。