錦繍 ‐ 大台ケ原山の森

 

大台ケ原山の紅葉は、東北や中部山岳地帯の山々と違い、地味な色合いではあるが
「渋い」紅葉に趣きを感じる。ナナカマドの燃えるような真紅の紅葉、カツラの目
の覚めるような黄色は見られないが、カエデ科の控えめな赤い色、ブナの少しくす
んだような黄色が訪れる者の目を楽しませてくれる。

 

西大台遠望

大蛇嵓(だいじゃぐら)より眺める西大台と中ノ滝。滝の右手に見える断崖は
千石嵓(東ノ川からの高さは600mという)。嵓(ぐら)とは、あまりの高さ
に頭がぐらぐらするからとか。

 

 

中ノ滝遠望

 

 

 

西大台の紅葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蒸篭嵓

大蛇嵓のすぐ右手に見える蒸篭嵓。蒸篭嵓、千石嵓ともに登攀するツワモノがいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西大台の森

ミズナラの黄葉と常緑樹の緑のモザイク模様が美しい。

 

 

 

 

 

 

 

午後になると突然霧が湧いてくる。

 

 

 

大台ケ原山の紅葉は、華やかというよりは渋い色をしている印象である。

 

 

 

日出ヶ岳山頂より北の方角の山を撮影したと思うが、記憶が定かでない。

 

 

シオカラ谷付近のブナ林

シオカラ谷付近の周遊路は秋は紅葉、春はシャクナゲの花が美しいところ。

 

 

西大台のブナ林

七ッ池付近のブナの黄葉は見事で歩いていて胸が高なる。ふかふかの地面は
厚い絨毯の上を歩いているように思える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開拓跡付近

西大台の開拓跡付近は広葉樹(チドリノキ?)の黄葉が美しいところである。

 

 

 

日が照ったり陰ったりすると、目まぐるしく森の雰囲気が移り変わる。

 

 

 

 

木々の葉がほとんど落葉したころ、幻想的な霧の中を登山道を歩く楽しみ。かつての
武蔵野を彷彿するような落葉樹林。霧の向うの広葉樹の林の中に、逢瀬を楽しむ若い
男女の姿が見え隠れする。そんな情景が似合いそうな開拓跡付近の森である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

苔 道

 

 

 

 

霧がどこからともなく覆ってくるが、又すぐに引いていく。

 

 

夕暮れの森

 

 

わたしが大台ケ原山へ行くのは二三ヶ月に一度。山の稜線は女性的に思えるが一たび
渓谷に立入れば荒々しい様相を見せる。そんな大台ケ原山に魅せられて二年以上写真
撮影に通った。それも遠い日になってしまった。拙い写真から何かを感じ取っていた
だけると嬉しい。

 

 

 

 

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