2018年9月28日 / 最終更新日 : 2019年8月12日 koji-kame 津軽紀行 秋ー冬 家路 ‐ 津軽野 豊穣の沃野の地平線の彼方には、陽が沈みかかっている。記録に書ききれ ないほど飢饉に遭った津軽野が想像できない情景である。 農夫家路 &n […]
2018年9月27日 / 最終更新日 : 2019年8月12日 koji-kame 津軽紀行 秋ー冬 秋深まる津軽野 秋深まる 豊かな沃野・津軽野のかなたに岩木山がそびえ、流れる雲と冷涼な風がもうすぐ 訪れる冬を予感させる。 夕暮れ 津軽野の夕景 ミレーの『晩鐘』、あるいは『羊飼い […]
2018年9月21日 / 最終更新日 : 2020年1月7日 koji-kame 津軽紀行 秋ー冬 イザベラ・バードと 津軽 ”Unbeaten Tracks in Japan” 津軽への先入観 私が働いていた職場に津軽出身の先輩がいた。秋の彼岸に田舎へ帰ると いうので私も連れて行ってもらった。「津軽の人の生活が見たい」と言 うと、「東京と同じ」と苦笑していた。なるほど、その先輩の家はリン ゴ農家 […]
2018年9月20日 / 最終更新日 : 2019年10月11日 koji-kame 津軽紀行 秋ー冬 津軽は北のまほろば?(縄文時代はユートピアだった?) 大和は国のまほろば たたなづく青がき 山ごもれる大和しうるわし 津軽は北のまほろば !? 大和朝廷の権力に服さない北の地に住む蝦夷。都の人々から見れば野蛮人 の住む地として認識されていたのではないだろうか。 […]
2018年9月18日 / 最終更新日 : 2019年10月11日 koji-kame 津軽紀行 秋ー冬 秋の津軽野をゆく(みちのくは歌枕の宝庫) みちのくを歌枕で知る 陸奥、奥州、青森という文字を目にすると、辺境の地、田舎というイメージが 先行し、とても憧れの地とは考えられないだろう。ところが平安のその昔には、 憧れをもって歌に詠まれていたのである。 たとえば “ […]
2018年9月17日 / 最終更新日 : 2019年10月8日 koji-kame 大台ケ原山 冬の装い – 大台ケ原山 冬を間近にひかえて大台ケ原最高峰の日出ヶ岳山頂に登り、太平洋の彼方から のぼる御来光を眺める時間は至福のひと時である。山頂の木々が、大台ケ原全 山が、そして西に連なる大峰の山々が赤く染まる。霧氷の時期には、 […]
2018年9月16日 / 最終更新日 : 2018年9月16日 koji-kame 大台ケ原山 秋の名残り ‐ 大台ケ原山の紅葉 晩秋に大台ケ原山を歩く楽しみは、何といっても人の姿の少なくなった森を、霧に 巻かれながら歩いては、考えに耽ることである。木々の葉がほとんど落ちたカエデ やブナ、マユミの梢から露が滴り落ちる光景を目にすることができるのは、 […]
2018年9月15日 / 最終更新日 : 2018年9月15日 koji-kame 大台ケ原山 錦繍 ‐ 大台ケ原山の森 大台ケ原山の紅葉は、東北や中部山岳地帯の山々と違い、地味な色合いではあるが 「渋い」紅葉に趣きを感じる。ナナカマドの燃えるような真紅の紅葉、カツラの目 の覚めるような黄色は見られないが、カエデ科の控えめな赤 […]
2018年9月14日 / 最終更新日 : 2019年9月15日 koji-kame 大台ケ原山 大台ケ原山黎明-御来光は雲の競艶 大台ケ原山の御来光 夜明け前、大台ケ原最高峰である日出ヶ岳山頂から遠く熊野灘を望むと、一刻一刻と 目まぐるしく移り変る雲の変化を見ることができる。もちろん運が良ければの話では あるが。現実にはありそうもない暗黒色から紫色 […]
2018年9月11日 / 最終更新日 : 2019年6月14日 koji-kame 北八ヶ岳の森を歩く 北八ヶ岳の森を歩く(秋) 北八ッ彷徨 “南八ヶ岳を動的(ダイナミック)な山だとすれば、北八ヶ岳は静的(スタティック) な山である。前者を情熱的な山だといえば、後者は瞑想的な山だといえよう。 北八ヶ岳には、鋭角の頂稜を行く […]