根津美術館を訪ねて

 

十代最後の年、青山通りや みゆき通りをホンダのバイクで疾駆していた時期があった。みゆき通りを走っている時、視界の右手に古風な門構えの建物と
緑豊かな庭園があることに気づいていた。ある時、バイクを止め、いったい
この建物は何だろうと思い眺めた。それが「根津美術館」であった。
根津美術館正門

 

 

玄関へ通じる道

茶席に向かうような厳かな気分になる。

 

 

本 館

東側より望む。建築設計は隈 研吾氏

ホール

 

 

 

中二階より撮影。展示物は仏像である。

 

 

 

根津美術館は小規模でシンプルな造りである。ホールの空間も素敵だが、
階段を軸にしたドラマチックな造形にも魅力がある。中二階(ラウンジ)
を望む。

 

ホールより望む庭園

灯籠の向こうには「NEZUCAFE」がある。歩き疲れたなら庭園を眺めながら
休むことができる。

 

 

茶室 閑中庵・牛部屋

 

 

茶室 閑中庵・牛部屋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋形船越しに斑鳩庵・静渓亭を望む。

 

 

 

 
 
 

 

 

 

 

 

 

ここの庭園の魅力は、何と言っても過剰に人の手を加えていない所であろうか。

自然に近い趣で草木や水辺に親しめる所がよい。特筆すべきは池の水質管理で
ある。水の濁りや落葉が浮いていてもおかしく無いのに、ほとんど気が付かな
かった。

 

画面左端に見えるのが吹上の井筒である。

 

 

 

 

 

この辺りが青モミジの美しいところである。「披錦斎の紅葉」とはここのことか。

 

弘仁亭の燕子花越しに西を望む

残念ながらカキツバタの咲く時期は終えていた。例年ゴールデンウイーク頃に
咲き、それに合わせ尾形光琳「燕子花図」(国宝)の屏風を展示するとのこと。

 

弘仁亭・無事庵

 

根津美術館の庭園を歩いて気づくことがある。それは地形を生かした庭園の造
形の妙にある。谷側に池を造り、それが庭の中心になっているのだ。それは美術館の所有している尾形光琳の「燕子花図」に合わせて意図した造りになっているに違いない。いったい誰がこの庭を作ったのだろうかと興味が湧く。

 

弘仁亭・無事庵

 

 

待合越しに披錦斎・一樹庵を望む

待合の右手方向に弘仁亭・無事庵がある。庭園内には茶室が四棟ある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本館茶室口(B1F)を望む

本館から弘仁亭・無事庵へ向かうには、この道を利用するようである。

 

 

 

 

茶室口付近より本館二階を望む

訪れた日には「はじめての古美術鑑賞」という企画展が催されていた。主に漆器や茶器などの工芸品が展示されていた。中国の漆工芸品 堆黒に見事なものがあったように思える。

 

本館 庭園口

 

青山という立地にしては広大な庭園である。美術品と庭園の鑑賞、それに休憩を入れて三時間は欲しい。

 

玄関を出た「お車口」側の歩道