秀吉と北政所の眠る 高台寺を訪ねる 2

 

霊屋遠望

霊屋(おたまや)は秀吉と北政所をお祀りしているところである。開山堂を
東山へ向って坂道を少し上ると茶席の手前に鎮座している。途中によく手入
れされた竹林が風にそよぎ、お参りする人の目と耳を楽しませてくれる。

 

霊屋へ通じる参道

 

 

参道わきの竹林

 

 

 

 

 

霊屋(重文)

霊屋内陣の厨子の左右には、秀吉と北政所の木造が安置され左側の北政所の
座像の下には、御遺骸が埋葬されている。
須弥壇や厨子には、華麗な蒔絵が施され世に「高台寺蒔絵」と称され桃山時
代の漆工芸美術の粋を集めている。中央の階段には、「花筏」(はないかだ)
と呼ばれる意匠の筏と川の水面に漂う桜の花びらが無数に描かれて、仏教で
いう無常観を表現しているという。

 

 

霊屋表門(重文)

 

 

表門装飾

 

 

 

 

 

霊屋 軒などの装飾

 

 

臥龍廊(がりょうろう)

開山堂と霊屋を結んでいる。屋根付きの橋と廊下を結合させた趣のある
階段であるが、ここは通行できない。臥龍とは字のごとく龍が寝ている
姿という(臥龍で思い出すのは、諸葛孔明は若いころに田舎に隠れてい
たのでそう呼ばれていた)。

 

臥龍廊

 

 

霊屋石積み

 

 

ありし日の霊屋

三十年以上前、高台寺が一般公開を始めたころに訪れたことがある。その頃
の霊屋内陣は悲惨な状態に陥っていた。漆の塗膜は剝れ見るに堪えない状態
であったが、その後修復がなされ、現在はかつての美しさを取り戻している。
※1980年代の写真

 

茶席へ通じる道

 

 

傘亭(安閑窟・重文)

 

 

 

 

 

 

 

 

傘亭室内

 

 

 

 

 

 

安閑窟の扁額がわずかに見える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時雨亭(重文)

 

 

 

北政所は、大阪城が焼落ちる煙をここから見ていたという。
※確かに大阪の高層ビル群が見えることから、作り話とも言えないのでは。

 

 

 

露と落ち
露と消えにし 我が身かな
難波(なにわ)のことも 夢のまた夢
※秀吉辞世の句

 

 

 

 

 

 

 

時雨亭天井

 

 

 

 

 

 

 

 

茶席から降りる道

昔はこの道は無かったと記憶する。

 

 

清々しい風が通り抜ける。

 

勅使門