大台ケ原山 神々の森へ1

 

五十年ほど前に『日本の秘境』という本を手に入れて読んだことがある。その中には、十箇所だったか、日本の「秘境」が紹介されていた。大台ケ原山もその中に紹介されていた。奈良県と三重県の県境にあり、屋久島同様雨が多く降り、深山幽谷の雰囲気があるという。林内は苔むした倒木に覆われ、人間が足を踏み入れると帰ってくることが出来ないという、伝説的な山のように描かれていたように思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が初めて大台ケ原山に入ったのは、1980年代の後半であった。道路が開通し、大分経ってからのことである。趣味の写真撮影が目的であった。初めは カラーフィルムを使用していたのだが、途中からモノクロームに切替えた。その方が、私の意図に近づくと考えたからである。
写真は、大蛇嵓とそこから眺める西大台である。

※続きます