津軽紀行 田植えのころ 2

 

 

津軽富士(岩木山)を背にしての田植え作業。春の日差しが目にまぶしい。

 

 

 

 

 

 

 

田には線が引かれているので、線に沿い苗を等間隔に植えていく。

 

 

 

 

女たちは世間話をしながら、黙々と田植え作業をつづける。“乙女心”で純な話をする女がいれば、こどもでも赤面するような話をする女もいる。こどもだと思い油断するなかれ。

 

 

 

 

腰を屈めての田植え作業が幾日もつづく。昔の農村には、腰の曲がったお婆さんの姿が多く見られた。私の祖母も腰が曲がっていたので、幼いころ「なんで腰が曲がっているの?」と聞いたことがある。

 

 

 

 

頭部と顔を覆う “サンバイザー”は、不思議なことに東北地方でも北部に
見られるものだ。南東北では見た覚えはない。

 

 

 

 

愛らしい顔の津軽美人。

 

 

 

 

 

 

田植えは単調でつらい作業、これが幾日も続くので男にはできない。

 

 

 

 

 

 

 

植えられたばかりの苗が風になびき、美しいとさえ思える。

 

 

 

男は苗代に入り、田植えしやすい大きさに苗を稲藁でくくる。現代では田植の機械化が進み、箱で苗を育てているようだ。

 

 

 

 

農作業の合間に、昼食時間を入れて日に三度休憩をとる。おはぎや団子など力の付くおやつは欠かせない。こどもの時、おやつを祖母に託されて運んだ覚えがある。
春の田植え作業を終えると、女たちは連れ立って温泉に行くこともある。

※撮影場所は金木町近辺である